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近況 [日々のできごと]

先月あたりから日記が滞ってしまいました。
1月から3月にかけて、沙織の受験に加えて家庭の外でも
あれこれと忙しく、なかなか更新できませんでした。
時間的にというだけでなく、なんとなく気持ち的な面でもと言った方がいいのか、
ここしばらく、実にいろいろなことがあって、頭の中がごちゃごちゃしていて、
ゆっくりと文章を書く気持ちになれなかった、そちらの方が大きな理由かも。

2月上旬には沙織の私大受験が続き、25日には国公立の2次試験、
翌日には私立に行った場合に備えて、関西方面まででかけて下宿を確保。
3月1日には卒業式、そして10日には待ちに待った合格発表がありました。

発表の時間、またまたパソコンの前に。
私立のときに続いて、再び母が最後のクリックを・・(心臓に悪すぎ)
どきどきしながら番号を探すと、娘の受験番号発見!
やった~!その場で娘とひしと抱き合う。
夏以降、一生懸命に頑張ってきた成果がだせてほんとによかった(^^)
翌日11日には、合格通知が速達で届くことになっていたのだけど、
午後過ぎになっても届かず、
もしかして、きのうの番号が間違いだった?
と、だんだんと不安になっていたところ、午後2時過ぎころに待ちに待った通知が到着。
二人で再び喜びあい、早速中の手続き書類に書き込んでいたその時。
リビングの硝子棚や電燈がカタカタと音をたて、床もなんだか揺れている。
地震だ、っと思ってからの長かったこと。
この長い気持ちの悪い揺れが、悲劇の始まりだったのですね。

テレビをつけてびっくり。
まるでSF映画を観ているかのような、信じられない映像。
あまりにも酷い、広範囲にわたる被害。
わずかの間に、ものすごく大勢の方が亡くなられてしまいました。
大自然の巨大な力を見せつけられて、言葉もありません。
自然の力の前では、人の力はほんとうに小さなものなのですね。
一瞬にして奪われてしまう人の命、神も仏もない、無常な世界。
命の儚さ、罪なきものが苦しみ悲しむこの世の不条理、
いやというほど味わってきたつもりだったけれど、
今再び思い知らされ、手や足こそは震えてはいないけれど、
体の奥というか心の中と言うか、ずっとガタガタと震えているような感覚がしています。

合格発表の3日後の夜、ディズニーランドへ卒業旅行に出かけるはずだった娘たち。
あと少し早く出発していたら、現地で被災していたかもしれない。
ツアー中止になって、かわりに友人数名でカラオケに行ったけれど、
歌いながら携帯で被災地のニュースなどみて、みんなだんだん元気がなくなり
歌う歌も、だんだん悲しい歌になったのだとか。
カラオケの前に行ったイオンでは、募金箱に500円寄付してきてきたとか。
優しい子どもたちです。
本当だったら、やっと受験が終わって、一番楽しい気分でいられた時期なのだろうに。
それでも、今回のことは、彼女たちにとっても生涯忘れられない経験になるのだろう。
希望に溢れる大学生活、夢いっぱいの社会、という雰囲気ではないのかもしれないけれど、
今のこの混乱を見ながら、本当に大切なものは何なのかを考えていってほしい、
こんな状況の中にあっても、夢や希望を失わないでほしい、と願っています。
そして子どもたちの夢や希望を奪わないためにも、災害にあわれた方々や被災地の支援と共に、
なんとかして原発の事故を収めてほしいと、切に切に願っています

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