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陸田真志 [ニュースより]

先日、宮崎死刑囚他3名の死刑が執行されました。
最初このニュースをみたときに感じたのは
もうあれから20年もたつのか・・ということ。
当時、この異様な事件に衝撃を受けたものでした。


ところで、このニュースの中で、宮崎勤以上にはっとおもった人物の名前がありました。
陸田真志死刑囚。
日記の中にもちらりと書いていますが・・
あの池田晶子さんと往復書簡をかわし
「死と生きる~獄中哲学対話~」の共著者となった人。
1998年に強盗殺人の罪で死刑判決を受け、
その後池田さんの進言もあり、控訴していました。
あれ以降、どうなったのかなとおもってたのだけど。
ニュースによると、2005年に上告が棄却され、死刑判決が下されてたようです。
その2年5ヶ月後にというのは、最近の例からいっても随分早急な刑の執行におもえるのですが・・

ある情報によると、彼は本を出版後も、
刑が下された後にも「自分には時間がない・・」と寸暇を惜しんで、書き続けていたらしい。

生前、池田晶子さんは陸田被告について、つぎのように書かれていました。
「死刑という極限状態に置かれて彼の思考は追い込まれ、ついに生死を超越した。もう生への執着はなく、死刑確定も平常心で受け止めるだろう」と。

あの当時にして、このような心境にあった彼が
その後、獄中で思索を続け、書き綴っていったものが
どのようなものだったのか、
読めるものなら読んでみたいとおもうのだが。
本として、出版されることはあるのだろうか。

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生きがいの創造 [本(その他)]

少し前から読んでいた、飯田史彦氏の「生きがいの創造」 やっと読み終えました。
以前、この方の著書「ツインソウル」については日記にも書いたことがありますが。。
そのときにはツインソウルとか、自分の生涯をあらかじめ設定してから人は生まれてくる
というあたりのことが、どうも受け入れられなくて、ちょっと批判的なことも書いたりしてました。
今回、最初からそういうものかなとおもいながら読み始めたせいか
以前のように、いやだなとおもうこともそれほどありませんでした。
それよりも、著者自身がわりあい冷静な立場で書かれていること
前回のツインソウルよりも、いろんな人の事例をもちだして
科学的に(ということになっています。。)検証されていること
真偽のほどはわからないけど 、読み物として、おもしろかったです。
それに最近、物理学者とか数学者の立場で
異次元の存在について書かれているものを、ちょっとみたりして(しっかり読んで理解するほどの知識も理解力もないので。。覗き見程度)
いわゆる肉体としての死後の世界というものがあっても、おかしくないのでは
とおもったりしているので。
余計にこういう読み物についても、案外こういうこともあるかもしれないなあって
いろいろ想像しながら、楽しむこともできました。

魂があって、今の自分の体はこの物質世界での借り物であり
肉体の死とともに、魂は体を離れ、別次元の世界に帰って行く。
魂は永遠であり、また生まれ変わる。
今の親や子ども、夫婦はまたいつか別の体をもって、生まれ変わる。
そして再び出会い、成長するために経験を共にする。。
人は、死んだらおわり・・と考えるよりは
こんな風に想像し、魂の存在を意識して生きていくほうが
なんとなくロマンがあって、おもしろいですね。
それに、もしそうだったら、亡くなった人ともまたいつかあえるわけですから。
晴香もどこかで魂として存在しているわけで。。

まあ、本当のところは、自分が死んでみないことにはわからないのですけどね。
そうそう、そんなこと書きながら、死というのは存在しないのでした。 (池田さんも常々おっしゃっていることですが。。)
もし、死んだら「無」になるのならそれを認識する自分はいないのですから
もし、死んでもいわゆる魂のようなものは残るのなら、それは死ではないのですし。
「死」というものが存在しないと考えると
今生きていることに対しても少し考え方が変わるように思えます。

どっちにしても、生きてる間にはわからないことなのだから
どういう風に考えても、その人の自由でいいんじゃないのかな
って今は、そうおもえます。
飯田さんは、TVなどによく出演している方々のように
押し付けがましくないところがいいですね。

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