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夏休みも終わり [池田晶子]

今日で8月も終わり。
本来ならば、明日から娘たちも新学期になるはずですが・・・
今年は9月1・2日が土・日になるため、新学期は3日から。
2日分、夏休みにおまけがついた感じです。

さて、今年の夏休み。
かたまり始めた脳味噌を少しでもやわらかくするべく
受験生の娘といっしょに、私も机にむかって
読書や勉強をしようか・・・
などど、始まる前はおもってました。

おもってはいたのですが・・・・
なかなかじっくりと机にむかうことはできないものです(意志が弱い自分・・)
それでも、お盆を中心に、読みかけだった本
積ん読してあった本を何冊か読破できました。

読みかけだったのは、池田晶子さんの「あたりまえなことばかり」
以前このブログにもちらりと書いたことがありますが
残り3分の1くらいを残して、ずっと読みかけのままになってました。
一気に読んでしまえばいいのですが、いったん中断するとダメですね。
とくに、この本は私には難しい部分が多くて、読むのにも時間がかかり
理解するのにも苦労しました。というかたぶんいまだに理解しきれてないのかも。

それより、その後に読んだ
「人生のほんとう」のほうがわかりやすかったので
こちらから読み始めればよかったのかも。
これは、池田さんが講演されたときの内容を本にまとめたもので
話し言葉で書かれているので、こちらのほうが読みやすくなっていました。

あとは、「知ることより考えること」
これは、週刊新潮に連載されたものがまとめられた
短編エッセイで、さらりと読めるものでした。

次は飯田史彦氏の本でも
読んでみようか。「ツインソウル」以来だけど。。

人生のほんとう

人生のほんとう

  • 作者: 池田 晶子
  • 出版社/メーカー: トランスビュー
  • 発売日: 2006/06/02
  • メディア: 単行本


知ることより考えること

知ることより考えること

  • 作者: 池田 晶子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/10/17
  • メディア: 単行本


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晴香ちゃんのことを詠みし歌 [その他]

先週の木曜日早朝、親戚のAさんが亡くなられました。
1年以上、病と闘ってみえたのですが、
闘病中も気丈に振る舞われ
亡くなる前日まで、しっかりとお話しされていたそうです。
72歳。平均寿命から考えてもまだまだお若く、
無念だったこととおもいます。

お通夜の最後にお寺さんがお話しされた内容が心に残りました。

人は日常の中で、「死」というものをあまり深く考えることなく過ごしてますが
大切な人との別れによって、「死」というものが身近にあるものだということを
知らされます。
大切な人が、人の命の儚さやこの世の無常というものを
身をもって教えてくれるのです。・・・・・・・

そのようなお話しでした。
大切な人との別れはいつだって淋しくつらいものですが
それによって、はじめて知ることがあるというのも、考えてみれば皮肉なことにおもえます。


Aさんのことを考えるたびに、ある歌を思い出します。
それは、Aさんが晴香とのお別れの場面を短歌として詠んでくださったものです。
葬儀の数日後に、お手紙に添えていただきました。
  

     晴香ちゃんのことを詠みし歌

    15歳で逝きし少女は花柄の
         衣を纒いてほほえむ如し
 
    孫娘も少女の葬に泣きじゃくる
          柩にそいで歩歩を進めり

    永遠の眠りにつきし少女の
          閉じしひとみの長き睫よ 


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お盆が近づいて・・ [思うこと]

今日あたりからあちこちで帰省ラッシュがはじまっているようですね。
私たちは、この夏、13日から山岡に行く予定。
15日までの2泊3日。
今年は例年にくらべ、ちょっと短めの滞在です。

毎年山岡でお盆をむかえるわけだけど
いつも、どうしたものかと悩むことがあります。
もちろん、子供たちのおじいちゃんおばあちゃんやご先祖様も眠ってみえるわけですから
お墓参りはかかせないことですが、晴香のことを考える限り
なんとなく、なんとなく~な感じになってしまいます。

それは、晴香の納骨をまだ済ませてないから。
仏壇やお位牌は普段すんでいる家においているので
山岡にはそれもありません。
お墓に遺骨もない、仏壇もない・・・
お盆には仏さまの魂が帰ってくると言うけれど
晴香はどこに帰ってくるんだろうかとか
ついつい考えてしまいます。

普段から、それほど信心深いほうでもなくて
朝晩かかさず仏壇に向かって拝むとかお経を唱えるとか
しているわけでもないので
まあ、そんなにはこだわってないのですが。。

仏壇もお位牌もなくて、納骨もしてないけど
帰ってくるとしたならば、きっと私たちのところに・・・
という期待をこめたおもいも何処かにあるような気がしますし。

それでも、なんとなく気持ちが揺れているのも事実。
「いつまでに納骨をしなくてはいけないということはないんですよ。
気の済むまで、そばにおいておかれればいいのでは。。」
というお寺さんの言葉通りにこれまではしてきたのだけど。。
そろそろ決断しなくてはいけないのかなぁともおもってみたり。
普段はともかく、お盆が近づいてきたこのごろ、複雑なおもいでいます。


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思いがけず・・・ [日々のできごと]

数日前のことですが、懐かしい方が訪ねてきてくださいました。
昨年の春から、海外日本人学校に赴任されているS先生
晴香が中学2年生のときに、受け持ってくださった先生でした。
夏休みの休暇が取れて、少し前に帰国されたとのこと。
「向こうにいるときにも、ときどき晴香さんのことを思い出していました。」
・・・・なによりもうれしい言葉でした。

晴香も、きっとよろこんでるよね。


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川田龍平さん [思うこと]

ここ数日、テレビでは参院選の話題でもちきりですね。
自民の惨敗、民主の躍進が伝えられる中で
混迷きわまる東京選挙区から無所属で出馬、当選を果たされた川田龍平氏の姿が印象に残りました。

実は、もう10年近く前になると思うのですが
私が岐阜に越してきてまもなくのころ
川田龍平さんの講演会がすぐ近所でおこなわれたことがあって
夜だったけれど、1人自転車こいで聴きに行ったことがありました。
そのころ、川田さんは、薬害エイズの被害者として全国をまわり 、講演をされているようでした。
その時はたまたまなのか、体調が悪そうで、なんとなく痛々しいようすでした。
でも、真摯に語られる姿には、胸をうたれたものです。

あれから、10年。ずっと草の根で活動をされていたのでしょう。
今回、タレント系候補者など乱立する、厳しい選挙区での立候補だったにもかかわらず、見事に当選を果たされました。
今朝たまたまみていた番組の中で、川田さんの言われた言葉が心に残りました。
インタビュアーの
「50年後の川田さんは、なにをしてみえるのでしょうか?」
との問いかけに対して
「私には、50年後はないとおもっています。50歳まで生きられれば十分です。
それまで、思う存分国会でやりたいことを精いっぱいやります。」
こんな風に答えてみえました。
以前にも「31歳のこの年になるまで生きられるとはおもっていなかった。。」
というようなことを語ってみえたこともありました。

薬害エイズの被害者として、常に生と死を深く見つめ
誰よりも生きることの重み、大切さをかみしめてこられた方なのでしょう。
そんな彼だからこそ、語られる言葉は私たちの心に響いてきます。

無所属で出馬。これからも政党に属することなく
自分の信念を貫いていくとのこと。
いろいろ風当たりは強く大変なことも多いのでしょうが
どうかがんばってほしいです。


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