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陸田真志 [ニュースより]

先日、宮崎死刑囚他3名の死刑が執行されました。
最初このニュースをみたときに感じたのは
もうあれから20年もたつのか・・ということ。
当時、この異様な事件に衝撃を受けたものでした。


ところで、このニュースの中で、宮崎勤以上にはっとおもった人物の名前がありました。
陸田真志死刑囚。
日記の中にもちらりと書いていますが・・
あの池田晶子さんと往復書簡をかわし
「死と生きる~獄中哲学対話~」の共著者となった人。
1998年に強盗殺人の罪で死刑判決を受け、
その後池田さんの進言もあり、控訴していました。
あれ以降、どうなったのかなとおもってたのだけど。
ニュースによると、2005年に上告が棄却され、死刑判決が下されてたようです。
その2年5ヶ月後にというのは、最近の例からいっても随分早急な刑の執行におもえるのですが・・

ある情報によると、彼は本を出版後も、
刑が下された後にも「自分には時間がない・・」と寸暇を惜しんで、書き続けていたらしい。

生前、池田晶子さんは陸田被告について、つぎのように書かれていました。
「死刑という極限状態に置かれて彼の思考は追い込まれ、ついに生死を超越した。もう生への執着はなく、死刑確定も平常心で受け止めるだろう」と。

あの当時にして、このような心境にあった彼が
その後、獄中で思索を続け、書き綴っていったものが
どのようなものだったのか、
読めるものなら読んでみたいとおもうのだが。
本として、出版されることはあるのだろうか。

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