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ブログが書けない! [思うこと]

今日から7月。
これで今年の半分が終わったことになります。
早いなぁというのがまず最初に思うこと。
そして、この半年の間に、世界はほんとうに変わってしまったのだということ
改めて切実に感じさせられます。
今年のお正月には、このような事態になっているなんて
つゆほどにも思っていなかったのだから。

3月からしばらくの間に、いくつか呟き記事を書いたのですが、
6月に入って、なぜだかちっとも書けなくなってしまいました。
思うことはいろいろあったのに・・・どうして?

1か月以上、記事書いてないのに、なぜか多くの方がいらしてくださっているようで驚きます。
更新してないのに、毎日100件から200件のアクセスがあります。
トータルアクセス数も、昨年2月に10万件を超えたのですが、あれから1年ちょっとで、18万件ほどになろうとしてます。
「我が子を亡くす」というような言葉で検索して来てくださる方も多いようなのですが、
同じようにお子さんを亡くされた方が、訪問してくださっているのでしょうか。
タイトルの「ひとりごと・・」にあるように、誰かと繋がろうとかいうよりは、
どこへもぶつけることのできない自分の思いを吐き出す場として始めたHPであり、
その延長のブログであったのですが、今はもうひとりごと、では済まなくなっているのかもしれません。
同じようにお子さんを亡くされた方が、このブログを読んでどのように感じられたのか、
気になってもいるのですが・・コメントやメッセージを頂けた方からはお聞きできるのですが
大半の方はそうでないので、よくわかなくて、ちょっと気がかりでもあります。
なにか気に障るような内容を書いていましたら、お許しください。

亡き娘晴香を偲ぶ目的で始めたこのブログなのですが、
いつの間にかそれとは直接関係のないニュースなどについても書くようになっています。
改めてこれまでに書いてきたことを振り返り、そして今の自分の現実の姿をみたときに、
これまで書いてきたことや自分が求めてきたこととの矛盾を発見・・
なんてダメな自分なんだ。。と、愕然となることもあり、
何も書く気がおきなくなってしまうことも。今回しばらく記事があいたのも
ただ忙しいというだけでなくて、どうやらそういう原因もあるようなのです。

そういえば、ネットを始めて間もない頃
ある方からもらった次のようなコメント(このブログ内ではないですが・・)に対して、
考え込んでしまったことがあります。
「・・未来を明るく照らす何かが見えた気がしました。
悲しみだけのページではない、あたたかい強さを感じ・・」
このコメントに最初は喜んだんです。
でもそのうちに、未来を明るく照らす・・という言葉が気になりだして。
自分は娘を亡くしてめちゃくちゃ悲しくて辛くて、そんな思いを抱きながらHPを作ったのだけど
人から見たら明るい未来を感じるのは、どうしてなのかと。
自分は、HPを書いたりなにかのコメントを書いたりするときにも、
自分を鼓舞するような文章を書いていたのかもしれない。
なにもしなかったら、どんどんと沈み込んでしまう自分を、書くことによって
なんとか引きあげようとしていたのかもしれません。
このときにも、弱い部分を隠し鼓舞しようとする自分が、
(言葉は悪いかもしれないけど)なにか自分で自分を騙しているような気分になって、
ちょっとした自己嫌悪に陥ったのでした。

それからもうひとつ、原因があるとしたら、
それはなにか得体のしれない虚無感のようなものに襲われてしまったこと。
たぶん震災が影響しているのだろうけど・・
これは特に別ブログ(greengreen)で顕著に・・もう2ヶ月半も更新してない。
日々の生活は、以前とさほどかわりなくフツーにすごしているのだけど、
いったん文字にしようとすると躊躇われてしまい、写真は撮ってはみるものの
ブログに載せる気になれない。何故だか虚しく思われてしまって・・・

自己嫌悪と虚無感の中に、このままとどまりつづけたら、
もう戻ってこられなくなってしまいそう。
新しい月を迎えたことを契機に、またぼちぼち書いていくことにしましょう。
どんなことがおきようとも、生きている限り生きていかなきゃならないんですから。
それならば楽しくいきましょ!という自分のモットーを思いだして。

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leaf

偶然ですが
実は私も全く同じ状況にあるので驚いています。
葉のことを他の方々に知って欲しくて始めたblog。
毎日いっぱい感じることはあるのに
なぜか書けずに今に至っています。
不思議です。
by leaf (2011-07-02 12:39) 

はるママ

葉くんと晴香とは一年ちがいの同じ命日、
ブログを始めたのも同じころ、
leafさんとは、不思議なご縁があるようですね。

ブログを始めてから5年半ほどになりますが、
長く続けていると、いろいろなときがありますね。
書いて発散できることもあるし、混乱する頭の中が
整理できることもありますが、
ときどき、あんなこと書いたのに自分は・・
と、落ち込んでしまうこともあります。
こういう場に書き続けていくことに意味があるのだろうか
と、考えてしまうこともありますし。
ネット環境も始めたころに比べてどんどんと変わっていってますし。
自分はちっとも変わらぬスタイルでいるのに、まわりの変化についていけず
とまどったり、いやになったり、虚しくなったり・・・
ほんとにいろいろです。
leafさんも、同じように感じられることがあるのでしょうか。
by はるママ (2011-07-02 18:20) 

E・G

まじめに生きることに向かい合えば、必ず虚無感という壁にぶつかりますね。
前にもちょっとお話しましたが、ぼくはいま、生きることの意味を考えるうえで、ニヒリズムをどう乗り越えるかという問題につきあたっています。これが非常にむずかしく、かつ重いので、ぼくも論理的な文章はあまり書けなくなっているのです。
こういうときは読書に向かうのがいいかもしれません。今はやりのニーチェはニヒリズムを考えるうえではずせませんし、人生の意味をつきつめた『夜と霧』のヴィクトール・フランクルも深い言葉を語っています。そして悲哀から哲学を出発させた西田幾多郎の到達した心境は、非常に魅力的です。
書かなければいけないなんてことはありませんし、しばしの沈黙から、豊穣な言葉があふれてくるのを待つのもありだと思います。
by E・G (2011-07-05 21:22) 

はるママ

たしか大学のとき心理学の教授から、『夜と霧』を課題にだされたことがあったような。
その時はまだ若かったのか、収容所内での悲惨さばかりが脳裏に焼きつき、今もそのイメージが強く残っています。
しかし、この本のほんとうのすごさは、それとはまた別のところにあるのですね。
最近になって私も気付きました。
ニーチェは、まさにニヒリズム克服を思想的課題とした人であるわけなのですが、つい最近話題になった『ニーチェの言葉』からはニーチェの思想はほとんどわかりませんね。といって、何か他にわかりやすくてうってつけの本をしっているわけではないのですが・・
西田幾多郎は、以前『我が子の死』を教えていただき、あの文章を読んだだけなのですが、短い中にも伝わるものが多くありました。特に同じ悲哀の経験を持つということには、強い共感を覚えます。他の作品はとても難しそうで手がでそうにありませんが・・
E・Gさんが読まれた中で、わかりやすくてお薦めの作品がありましたらまた教えてください。
私は、つい最近地元紙夕刊に掲載されていた『金子みすずの虚無』という文章を読んで以来、金子みすゞに興味を覚え、彼女の作品を一部読んだりしています。とても惹かれる作品がいくつかあるので、できればいつかブログにも載せてみますね。
by はるママ (2011-07-07 21:24) 

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