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晴香のビデオ [思い出]

晴香の小さいころから撮りためてきたビデオテープ
DVDに編集しようと思いながら、途中でテープが切れるというアクシデントがおき
それ以来、中断したままになっていました。

切れたテープは補修してくれる専門の業者に送り
綺麗に繋げてもらえ、無事だったのですが。。

そのときから、DVD編集はとまったまま。
その年の新年の抱負でもあったのに。。 
一度中断してしまうと、なかなかできないものです。

結局、あれ以来1枚も編集できないうちに
最近になって、DVDの調子がおかしくなってしまいました。
どうやら修理にださないといけない模様。

ちょうど録画したいテープがあったので
どうしようかと迷った末に、以前テープの修理をお願いしたビデオセンターに
ダビングを依頼することにしました。
そこで、どうせ郵送するのなら、晴香のテープも一緒にお願いしようということになり
先日、撮りためたテープを一括郵送しました。

全部で20本ほど。
綺麗に整理してダビングしてもらえました。
あっけないくらい一気に終わってしまいました。
実際のところ、自分ひとりでやってたら、あと何年かかっていたかわからないです。。

送られてきて、ダビングの具合を確認しながら、ついちらちらっとあれこれみてしまいました。
幼稚園のお遊戯会、小学校の運動会、妹と遊んでいるところ、近所の公園で自転車に乗っているところ。。などなど。
ひさしぶりに動いている晴香、しゃべっている晴香の姿をみて
無性に晴香に会いたくなってしまいました。
それと、画面に映る懐かしい光景をみながら
いろいろなことを思い出しているうちに
なぜだか晴香に対して申し訳ないような気持ちにも。。

あのとき、こうしていればよかった
もっと晴香に優しくしてあげればよかった
こんなことなら思いっきり甘やかしてあげればよかった
自分は晴香のためにと、厳しい母親だったのではないか
いろいろ叱ったことを思い出しては、あんなにも叱らなければよかった
などと後悔の念もわいてきたり。。

会えない寂しさや戻らない時間をおもって切なくなるとともに
なんだか、自分がいやな母親いやな人にもおもえてきて
落ち込んでしまいました。
あぁ、こんなことならみなきゃよかった・・


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コメント 4

のんパパ

ず~っと前にDVD編集のお話しましたよね。
とりあえず終了したんですね。

そうそう、動画は見た方がいいのか、
そっと仕舞い込んだ方がいいのかわかりません。

私もチェックするつもりでちらっと見たんですが、
あれっ、のんはこんな声だったかなあ?
と不思議な気持ちになりました。
by のんパパ (2007-10-27 20:19) 

はるママ

のんパパさん、お久しぶりです。

>ず~っと前にDVD編集のお話しましたよね。
とりあえず終了したんですね。

そうです。ず~と前にここにも書いていたあのDVD編集のことです。
一時は自分でがんばろう~って決心したのに、
結局最後までできずに、他に頼ることになってしまいました。

>そうそう、動画は見た方がいいのか、

動画というのは、子どもの声もしぐさも
表情もすべてがそのときのままそっくりと再現されるから
リアルすぎて、つらいものがあります。
目の前の画面には子どもがいるのに、実際には触れることも話すことも
できないのですから。
今はもういないという現実をよけいに実感させられるような気がします。

映像をみて、落ち込むことがなくなるにはまだ時間がかかるのかもしれないです。
by はるママ (2007-10-28 16:45) 

E・G

思い出は、ほんとうは心のなかにのみ映し出すのがいいのでしょう。
DVDというのは便利な一面、罪作りなものでもありますね。

え~、池田さんの本ですが、あちこち読み散らかしています^_^;
でも「暮らしの哲学」は何というかとても情緒的なものを感じました。
歌の引用が多かったのも印象的でした。
ぼくは池田さんの文章を気持ちがいいほどドライと以前は思っていたのですが、最近の著書を見ると詩的な表現力のある人だったんだなあと思わずにいられません。たとえば、

 人生は、過ぎ去って還らないけれども、春は、繰り返し巡り来る。一回
 的な人生と、永遠に巡り来る交差するそこに、桜が満開の花を咲かせ
 る。人が桜の花を見たいのは、そこに魂の永遠性、永遠の循環性を見
 るからだ・・。
 
というようなですね。

思い出と言うものも、詩のなかに還元されてこそ、永遠に生きるものなのかもしれません。
by E・G (2007-11-05 20:42) 

はるママ

普段、晴香との思い出はイメージとして私の頭の中に
描かれていますから
そういう意味では、思い出というものは詩の世界と通じるものがあるのかもしれませんね。

「暮らしの哲学」のこの冒頭の部分。
私も書店で目にして、強烈な印象を受けました。
そして、予定外にもかかわらず、迷わず購入してしまいました。

桜の花には、私自身いろいろな思い出があり、
このブログでも、2006年あたり(入学式)の記事で桜に纏わる思い出のこと、たしか書いていたと思います。。
あのときの、なんともいえない思い
自分でもどう表現していいかわからない複雑な思い
その思いを、池田さんがかわって表現してくれているように感じました。

この本を書かれたころの池田さんは、おそらく
自身の命があとわずかだということを、知っていたのでしょう。
情緒的なものを感じるのはそのためもあるのでは・・
と勝手に想像したりしています。
そんなことを言いながら、実はまだほんの少ししか読んでいないのですが・・(^^;)
by はるママ (2007-11-06 20:26) 

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