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45歳で出産のニュースに思う [ニュースより]

今朝のテレビ番組の中で
プロレスラーのジャガーさんが出産されたときの様子が放送されていました。

ジャガーさんはプロレスラーだけあって、強くて逞しい。
それに対してダンナさんは年下のエリート医師。
逞しいジャガーさんとは対照的。みるからに優しげでどちらかというとちょっと気弱で頼りなさげ。
かわった取り合わせの夫婦という印象。
でも、出産を通しての二人の姿をみていたら
ちょっと風変わりだけど、なかなかいい雰囲気だなって思えました。
子供が生まれたとき、ぽろぽろと涙を流しながら喜んでいたダンナさん。
45歳という年齢のハンディを乗り越えて、出産されたジャガーさん。
いろんな心配や苦労もあったんだろうけど、この年齢で出産を決意されたお二人に拍手を送りたい気持ちになりました。

一緒にこの番組をみていた沙織が
「45歳だって。お母さんでも産めるやん。」
だって。
そんなこと言う娘、今でも妹か弟がほしいと思ってるのかな。

45歳で出産。
勇気がいることだけど、今は医療技術も発達してるから
不可能ではないんですね。
ただ、子供をもつと言うことは、産むだけじゃなくて
そのあと育てることが伴ってくるのですから。
産めるから産んじゃおう、と簡単にはいかないんですよね。

私も晴香を亡くした後、もう一人子供を産もうかどうか
と考えた時期がありました。
とにかく、寂しくて寂しくて
晴香がいなくなってしまったことも
二人いた子供が一人になってしまったことも。。
子供さんを二人、三人と連れて歩いている人を見かけるたびに
なんだかとっても虚しい気持ちに襲われてしまったり。

子供を産もうかとおもったのは、きっとどこかにそんな寂しさを解消したいという思いがあったのかも。
それと、もしかしたら晴香の魂が次の子に宿って
生まれ変わって来てくれるんではないだろうか
というような、今から思うと妄想にも近いような考えもあったのかも。
でも、考えてみたらこんな動機で子供を産むのって
その子に対して失礼ですよね。
亡くなった子の生まれ変わりだとおもって育てて、実際はそうじゃないのだったら、その子の人格を無視していることになるし。
それに、寂しさをうめるためだけに子供を産んでも、そのあとに長い子育てが待っているのですから、純粋に子育てをする覚悟がないのなら、自分にとっても子供にとってもよい結果にならないような気がします。

当時の私は、子供はほしいと思っていました。
でも、二人の子供が手のかかる時期を過ぎて(下の子が当時5年生になっていました。)もう一度、子育てを一からするには、時間が経ちすぎていました。
それまでの間、二人の子たち相手に子育てを満喫させてもらったので、もういいかなといった感じだったし。
そのころの自分の生活から考えて、自分が再び子育てをする場面などを想像することはできませんでした。

「自分が残りの人生をどう過ごしていきたいのか」
子供を再びもつかもたないを考えるときに
私が一番判断する基準にしたのは、そこのところだったように思います。

そうは言っても正直なところ、以前はこういうニュースを聞くと、ちょっと気持ちが揺らいだりすることがありました。
でも、今日はそういうこともないようでした。
子供を再びもたないと選択したことを、3年経ってやっとほんとの意味で受け入れられたのかなという気がしました。


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