東京タワー [本(その他)]
夕べやっと放送されましたね。
実はこの原作本、夏休みに家族みんなで読んでました。
ドラマの方は、録画しておいたものを途中までみたところ。
いつもおもうけど、原作読んでからドラマや映画みると
なんとなく物足りなさを感じてしまいます。
限られた時間の中で映像化しようとすると
どうしても限界があるのでしょうね。
原作はなかなかよかったです。
中2の娘は前半はあまりおもしろくないよ。
といっていたけど。
私くらいの年代には、この本に描かれている時代背景がなにか懐かしく感じられる。だからなんでしょうか。最初からおもしろく読めたような気がします。
リリーさんの「おかん」は、すてきな人。
明るくて、なにより子どものことをとっても大切に思ってる人。
リリーさんとおかんのお互いを思いやる気持ちが、あったかくてほのぼのしてくる。親子の絆っていいなあと思えてくる。
最後におかんが癌で亡くなるときにリリーさんが言った言葉。
「ボクが子供のころから一番恐れていたこと。宇宙人の襲来よりも、地球最後の日よりも恐れていたこの日。」
愛する人が亡くなるとき、世界が滅亡するよりも辛いことに思える。この気持ちよくわかります。自分もそうだったから。
リリーさんの言葉のひとつひとつが心にしみてきて
最後にはそうだねそうだねと心の中でうなずきながら読んでいる自分がいました。
ドラマはまだ後半部分みてないけど
やっぱ、リリーさんの微妙な心情を理解するには
原作読むのが一番なんでしょうね。
コメント 0