自宅と病院を行ったり来たり・・・ [晴香との思い出の記録]
家族旅行に出かける頃から、少しずつ気になる様子がみられるようになってきていました。
元気も以前ほどありませんでしたし、頭が痛くなったりすることも時々ありました。
言葉数も減ってきていました。
病院にいるころから、”また、学校へ行きたい”と
晴香はしきりに言っていたのですが、なかなか実現できず
自宅で療養する日々が続いていました。
このころ晴香は、自分の持ち物をあれやこれやと整理するようになり
古くなった本やノート、プリントなどを私に処分してくれと言ったり
いらないものを片っ端から捨ててしまったり・・・・と
連日、掃除や片づけに夢中になっていました。
晴香は何かを悟って、自分自身で身の回りを整理整頓していったのかなと
今から思うとそんな風に感じてしまうのですが
このときの晴香が、そこまで考えていたのかどうかはわかりません。
もともと几帳面で、自分の部屋や机の中もきちんとしていた子だったので
その時に、できることをしていただけなのかもしれません。
食欲が衰えなかったことはせめてもの救いで
私が作る料理を、いつも”おいしい”といって食べてくれたことは、
ほんとうにありがたいことでした。
このころの記録より抜粋。
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7/15
朝、頭が痛いと言っていたけれど、薬飲んで昼頃になると元気に。
午後から高富に行って、いとこやおばあちゃんともいっしょに”うの”をする。
その後は、畑でおじいちゃんのつくった野菜を収穫したりして、楽しかったね。
外に出て気分もよかったみたい。
7/16
今日は買い物に行きたいというので
柳津のイトーヨーカドーまでいっしょに出かけることに。
途中晴香はあくびを何度もするので、シートを倒し、横にならせていく。
頭は痛くない、気分も悪くないと家で言っていたので
眠いのかな、と思っていたのだけど・・・
着いたとたんにおう吐。
真っ青な顔をして、グッタリしている。
暫くの間ベンチに横になっていたけれど、その後お店の人が救急車を呼んでくださったので
そのまま県病院へ運んでもらう。
CTの結果、浮腫により脳圧が高くなっているので入院治療の必要ありとのこと。
この日も点滴の針が入らず、脳圧を下げる飲み薬だけを飲む。
大人でも飲めない人がいるくらいまずい薬らしいが、晴香はがんばって飲んでえらいな!
個室がいっぱいで、大部屋になった。夜中、音をたてないように気を遣う。
7/17
晴香がしきりに家に帰りたがるので
点滴もついてないことだからと退院の許可をもらって家に帰る。
7/18
朝なかなか起きてこず気分悪そう。
おう吐。薬の飲むがすぐにまたおう吐してしまう。
病院へ連れて行くと、再び入院になる。
点滴が手足になかなか入らないので、麻酔の上
鎖骨下の静脈にカテーテルを入れる。
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この日、18日は1学期の終業式でした。
状態がよかったら、終業式だけでも出させてあげたい
たとえ私がいっしょについていくことになってもいいから・・・
そう思っていたのだけど、入院することになってしまい
実現できませんでした。
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