葛藤 [日々のできごと]
年が明けてからというもの、これでもかというくらい、私のまわりで
つぎつぎといろんな事が起きています。
なんとかひとつひとつ、乗り越えてやってきたのですが
最近、自分でもどうしていいかわからないくらい、つらいことがおきてしまいました。
晴香がいなくなったとき、こんな悲しくつらいことをあじわってしまったのだから
もうこれからは、なにが起きても悲しいとかつらいとかおもうことなんかないだろうな
っておもったのに、こんな風に思い煩うことがあるなんて・・・
ごく平凡で穏やかな生活を望んでいるのに
なんで、こういろいろなことがおきるのかなぁ。
すべての出来事は、起るべくしておきている・・
どれもがみな、そのときの自分にとって必要なこと・・・
こういうことがよく言われるけど
だとしたら、今自分におきていることも起るべくして起きたことであり
これも自分にとっての運命ということなのだろうか。
最近よく読んでいるブログ(阿部敏郎ブログ~いまここ)に
良寛さんの詩が紹介されてました。
お前はお前で丁度良い
顔も体も名前も姓も、それはお前に丁度良い
貧も富も親も子も、息子の嫁もその孫も
それはお前に丁度良い
幸も不幸も喜びも、悲しみさえも丁度良い
歩いたお前の人生は、悪くもなければ良くもない
お前にとって丁度良い
地獄へ行こうと極楽へ行こうと、行ったところが丁度良い
うぬぼれることもことも無ければ、卑下することも無い
上も無ければ下も無い、死ぬ月日さえも丁度良い
御仏と二人連れのこの人生が
丁度良くないはずが無い
お前にそれは丁度良い
やはり、どんなつらいことでも、自分にとっての運命として受け入れていかないといけない・・
ということなのでしょうか
阿部さんは良寛さんの詩に続けて、こんなことも書いてます。
僕たちは今だけの出来事に一喜一憂しがちですが、実際には悠久の時を旅しているのであり、永遠の宇宙を信頼して、その懐の中に生きるという、そんな信頼の境地が大切だと思います。
今だけの出来事に一喜一憂しがち・・・
今の出来事におもいきり翻弄されている自分は
まさに煩悩のかたまり。良寛さんの心境には程遠い。
阿部さんの言ってるような、永遠の宇宙のその懐の中に生きるというような
大らかな境地にはなかなかなれそうもありません。