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再入院 [晴香との思い出の記録]

救急車で運ばれた先は、県病院の救命救急室。
中に入ってからも、何度もおう吐。
点滴の針がなかなか入らず、あちこち青あざだらけに。

晴香は赤ちゃんの頃から血管が細く
採血のときにはなかなか針が血管に入らず、大変な思いをすることが多かった。
ひどいときには30分以上もかかって、あげくに”お母さん外に出ていてください”
なんてこともしょっちゅうあった。
そのたびに、待合いで泣き続けるわが子の声を聞いていなくてはならず
それは、そうとうつらいものだった。
今回の病気になってから、血圧が下がっているのか
どうしてなのかわからないけど、針はますます入らなくなってしまって
採血や、点滴の度にお医者さんも看護婦さんも大騒動だった。
入院を繰り返すうちに、しだいに”お母さんは外へ”とは言われなくなり
私もいっしょになって、不安になっている晴香に呼びかけたりなだめたり。
大人だってチクリとやられるのはいやなのに
あちこち青あざだらけになるほど針をさされまくった晴香はどんな思いだったろうかと思うと
今でも、かわいそうでいたたまれなくなってくる。

お医者さんも苦労の末、やっと点滴の針が入り、投薬をはじめてもらうが
なかなか意識がはっきりともどらず
結局落ち着くまで入院することになる。

以下、このころの闘病記録より一部抜粋してみました。

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6/10
浮腫のため頭が腫れている状態。
昨日から何度ももどし、頭をおさえて苦しそう。
頭の腫れをとる点滴をしてもらう。
少しずつ意識がもどってきて、こちらの言っていることもわかるように。

6/11
昼過ぎまでよく眠る。午後MRI 脳波の検査を。
その後、よくしゃべるがいろいろなことが混乱しているよう。
お父さんもお母さんもさおちゃんも区別がつかないようでショック。
どうなってしまったの?
夜、H先生から検査結果を聞く。また、きびしい話。
以前は造影されなかった腫瘍が、今回まっ白に造影されており、
よくない状態であるということ。さらに左側だけにあると思われていた腫瘍が
右側にも及んでいる。(このことは4/22の木沢病院で受けた
PET検査の結果を聞いたときにも同じことを言われていた・・)

6/12
朝から目覚めている時間が多く、とてもよくしゃべる。
きのうよりずっとしっかりしてきて、言っていることもまともになってきて安心。
晴香がやっとまたもどってきてくれたみたいで、ものすごくうれしい!
久しぶりにプリンやおにぎりなど少し食べられ、トイレまで歩いたりもできた!!

6/13
今日は朝から普通食。
朝は半分くらい。昼は4分の1くらいだったが、夜は4分の3も食べるほどの食欲。
おいしいといって食べられるのがとってもいい。
けいれん止めのシロップを飲み、点滴を少なくしていく。

6/15
食事がとれるようになってきたので、昼間の点滴がなくなって一時外出できる。
昼食は4人で王将へ。その後自宅へ行き休み、5時過ぎに病院へもどる。

6/16
血液検査の結果、けいれん止めの血中濃度が上がってきて、点滴をはずせるように。
今夜か明日にでも退院していいことに。

6/17
昨夜のうちに退院すると一度は決めたものの、点滴をはずしたとたんに
急にせきだしたため、大事を取ってもう一晩とまることになった。
朝、せきもおさまり退院することに。
荷物は大部分昨夜のうちに持ち帰っていたので、今朝は晴香と2人
身軽に家に帰る。
久しぶりのわが家はやっぱりくつろげていいね。

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