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初めて起きたけいれん発作 [晴香との思い出の記録]

6月2日

修学旅行から帰ってきた次の週から、追加の放射線治療が始まりました。
前回、かなりの量をあてていたのですが、それにさらにもう1週間、限度ぎりぎりのところまで
放射線照射をすることになりました。
その治療のせいもあったのですが、状態もあまりよくないということもあって
6月になってからは以前のようには学校へ行くことができなくなりました。
修学旅行に出かける少し前から体調が下降気味だったのですが、6月に入ってからも状態はよくならなかったのです。
それでも、学校へ行きたいという晴香の想いを大事にしてあげたくて
調子の良さそうな時をみて、日に1時間とか2時間だけでも学校に出してあげるようにしていました。

休みの日にも、晴香に負担がかかりすぎない範囲で楽しめるようにと、
1日にはカラオケに、8日には知り合いのTさん宅へと出かけていきました。
Tさんのところには、9ヶ月になるKちゃんがみえて
小さい子が格別に大好きな晴香は、とても喜んで
だっこしたり、ニコニコと笑いかけたりしていました。
Kちゃんを膝にだっこして写っている晴香、とっても嬉しそうです。

この日のことを、生活ノートにも書いています。
字の乱れが、体調の悪さを物語っているかのようです。
6月8日


この日の翌朝、10時ころ、いつものように学校へ出かける準備をしていると
突然のけいれんが!
最初、手をわずかにぴくぴくさせていたのが
次第に腕全体に広がり、目の表情もおかしくなっていきました。
けいれんだ とわかってから、一瞬あわててしまったけど
自分に落ち着いて!といいきかせ、
まず、晴香の体をよこたえ、顔を横に向けました。
そして、”はじめてのけいれんがおきたときはすぐに病院にくるように”
という医者のことばを思い出して、急いで救急車を呼びました。
受話器をにぎる自分の手が震えていたのかどうか 
夢中だったのでおぼえていませんが
焦る気持ちや動揺する気持ちをおさえながら
必死で電話をかけたことだけは、今もよく覚えています。
救急車の中で、激しくおう吐。すごいスピードで走る救急車の車内は
あっちに揺れこっちに揺れ。
立っているのもやっとという状態でした。


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