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8回目の命日 [思うこと]

10月2日、晴香の命日は晴れることが多いのですが、
今回は、晴天とまではいかないけれど、ときどきお日様が顔を出す爽やかな日になりました。
ちょっと風が冷たくて、10月上旬にしては肌寒くはありますが・・

昨日は、私の両親と姪がおまいりに来てくれました。
姪は、現在大学4年生、来春からは社会人に。
そして妹の沙織は大学1年生、もうすぐ19歳になります。
2人とも晴香より年下だったのだけど、いつの間にかなくなった時の年(15歳)を越してしまいました。
晴香はお姉ちゃんであり年上であるけれど、2人の感覚としては年下のような妹のような
不思議な感じがするのでしょうね。

cosmos.jpg
写真はお供えの花、コスモスにすすき、秋のイメージです。
母は、「コスモスをみると、涙がでてしまう。晴ちゃんが亡くなった頃も、ちょうどコスモスがあちこちに咲いていたから・・・」と。
そう、8年前の今頃、山岡のお庭にもコスモスが綺麗に咲いていたのでした。
悲しいこともいっしょに思い出してしまうけど、それでもあえてコスモスの花を飾りました。
晴香は、どちらかというと、あたたかでほのぼのとしたたんぽぽや、
青空に向かって真っすぐに咲いているひまわりのような明るいイメージで、
ちょっと儚げで淋しげな感じのコスモスやすすきは、むしろ私たちの心情に合っているのかも。


013.JPG

上の写真は、晴香が小学1年に転校した時、クラスメートからいただいたお手紙や折り紙など。
ずっと仕舞い込んであったのだけど、春に大掃除をしたときでてきたもの。
習いたてのたどたどしい字で書かれた手紙やメッセージ、男のこが折ったと思われる折り紙などなど。。
ずいぶんまえのことで忘れてしまっている名前も多くあったけれど、
顔も浮かんでくるくらいはっきりと思いだせる子の名前もあり、
懐かしくて、最初に見つけたときには、しばし食い入るように見入ってしまいました。
中に、とても印象に残る言葉が書かれたメッセージカードがありました。

014.JPG

「ほんよみカードあったかいね」
他人が聞いたら何気ない言葉なのかもしれないけど、
母親である私には、いかにも晴香のいいそうな言葉だなあと、そしてそれを言った時に見せたであろう表情ーそれは屈託のない笑顔ーが浮かんでくるようで、とても印象的な言葉。
メッセージカードの中の言葉が、そのまま晴香自身のイメージに重なり、どっと私の中に流れ込んでくるような感じ。

以前、晴香の誕生日に、いろいろな場面の記憶がしだいに遠ざかり薄れていくようで淋しい・・
と書いていたように、細かな記憶自体は、だんだんと曖昧になっていってるのだけど、
このようなイメージというか、観念的なことというか、こういうことは、年月が経っても、
薄れることはないんですね。むしろ細かな部分が薄れている分、反対に余計に膨らんでいるというか。

昔のお友達の言葉が、なんとなくほっこりあったかな気持ちにさせてくれました。
みんなありがとう、そして小学1年のときの晴ちゃん、ありがとう^^



※しばらくブログ書けないでいました。
このまま消滅するのかなとも思ったりしてましたが、
晴香の命日を機に、再び戻ってくることができました。
もうちょっと続けたほうがいいよ、ってことかな、晴ちゃん!

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コメント 10

ねこうさぎ

はるままさん、こんばんは。
10月2日が、晴香さんの8回目の命日なんですね。
コスモス、可憐でかわいいですよね。


私は8月27日が初めての命日でしたが、
だんだん、息子はほんとにいたのか・・と
夢をみていたのではないかと、
そんなことを時々感じてしまっていました。


はるままさんが、晴香さんの8回目の命日で、
細かなことは薄れていくけれど、観念的なことは
ますますはっきりと冴えていくと・・、。

うまく表現できませんが、
私にもなんとなくわかります。

息子の思いはより強く感じるし・・。

あ、なんか馬鹿なコメントしてすみません。

今日は、けっこう心が揺れて涙がとまらないので・・。

おやすみなさい。

by ねこうさぎ (2011-10-06 21:35) 

あきおパパ

はるママさん、こんばんは~♪
晴香さんの命日に、親戚が来て下さったのですね。
皆の心の中に、ずっと晴香さんが生きているのでしょう。
皆の心の中の晴香さんが、笑顔でありますように。


さて、お友達からの、とても可愛いメッセージカード。
はるママさんの心に、あたたかい気持ちを呼びさましてくれてよかったです。

時とともに、悲しかった、辛かった思い出は薄れ、
楽しかった、嬉しかった思い出が残りますように。
ではまた~♪

※ブログ続けてくださいね。年に1回でもいいですから。 
by あきおパパ (2011-10-08 18:50) 

はるママ

ねこうさぎさん、こんばんは。
コメントくださってありがとうございました。
ちょうど6日から昨日まで遠出していたため、ネットに繋ぐことができず、
返事が遅くなってしまいすみませんでした。

息子さん、8月で1年だったのですね。
まだまだ身を切られるような悲しみの中にいらっしゃることでしょうね。

>だんだん、息子はほんとにいたのか・・と
夢をみていたのではないかと、

このような感覚わかります。
私も、娘といっしょにすごした日々がまるで夢の中のできごとであったかのように感じられることがあるからです。
年月と共によけにそういう思いが強くなっていくのかもしれませんが、ただこの頃では、今この現実世界さえもがもしかしたら夢のようなものなのかも、と思えたりもしてます。こんなこと言うと周りの人からは、ちょっと変な人とおもわれそうですが・・

晴香とコスモスというと、田舎で3回忌を行ったときのことが一番思い出されます。
その時のことを、次のページの最初の部分(9月18日付)に書いてます。

http://www004.upp.so-net.ne.jp/m-haruka/zakki.html

10月17日付の記事には、思い出が遠ざかっていくようで淋しい・・・
と書いてます。
ねこうさぎさんも、1年経った今、もしかしたら同じような思いを抱かれているのかもしれませんね。

心が激しく揺れることもありますよね。可愛い我が子を亡くしたのですから。
どうか辛い時はブログに気持ちを吐き出していってくださいね。
何かに思いを書くということで、悶々とする頭の中を少しは整理することができるのではと思います。

長くなってしまいました。ブログ、また訪問させてもらいますね。
by はるママ (2011-10-09 22:01) 

はるママ

あきおぱぱさん、こんばんは。
コメントありがとうございました。

今年で8年、あれから8年も経つのかという思いがします。
まわりの人が今も晴香のことを覚えていてくれて、
命日にも気にかけてくださり声をかけてくださること、とても嬉しいです。

晴香のイメージは、やはり笑顔なんですよね。
何年たっても、これだけはかわらず、
むしろますます強くなっている感がします。
お友達からのメッセージカードは、とても懐かしく、
時間を飛び越えて、小学生の頃の晴香が私の中に蘇ってくるような感じがして、嬉しくて、そして温かな気持ちにさせてくれました。

辛かったこと、もちろん忘れ去ってしまうことはできないのでしょうが、
晴香のイメージとして、自分の心の中に、楽しかったこと、嬉しかったこと
苦しそうな顔よりは笑顔を、より多く持ち続けていきたいと思います。

ブログはこのごろ特になかなか更新できないでいますが、
とりあえずは、このまま続けていきますね。
1年に1回はちょっと淋しすぎるので、もう少し書きたいと思いますが・・(^^;)


by はるママ (2011-10-09 22:26) 

ねこうさ

はるママさん。
コスモスのページは、以前に読ませていただいていました。
晴香さんの、すごくかわいい写真、日記、見せていただきました。

コメントができずに、こっそりした訪問でしたが、
はるママさんの、晴香さんへの溢れるほどの愛情を感じ、
ひとり嗚咽しました。
晴香さんも、すごく頑張って15年を生きてきたんだなぁと
勇敢でやさしい晴香さんを、偲んでいました。



私は、逢えなくなって一年ですが、
この先、息子の声が思い出せなくなったらと怖いです。



私も実は、この物質世界は、
仮想のもののように感じています。
あの世が、本当の魂の生きる場所なんですから・・。


by ねこうさ (2011-10-09 23:44) 

はるママ

ねこうさぎさん、晴香のHPも見てくださったのですね。
ありがとうございます。

>あの世が、本当の魂の生きる場所

あの世というか、人が亡くなった後にも意識が残るのかどうか
私にも興味があります。
そんなものあるわけない、と言い切る人もいますが、
自分が実際に経験してみたわけでないので、
本当のところはわかりません。
わからないからこそ、ありえないと否定することはできないと思います。
同じ理由で、あると言いきってしまうこともできないと思いますし。

人の死後意識があるかどうか
もしも死後に意識があるならば、やはりそうだったことになるし
もしも意識が残らないとしても、その時には間違っていたと認識するものはないわけだから、
したがって、死後に意識は残ると思っているものにとって敗北はないのだと。
飯田史彦氏の『生きがいの創造』にこのようなことが書かれていました。
すべてをまるっと信じることは私にはできないのですが、
このような考え方にはすごく納得します。

いつかまた亡き子どもと同じところに帰っていくのだと思えば、
この世界での日々もまた、それなりに意味のあるものになっていくのではないでしょうか。
by はるママ (2011-10-10 16:37) 

ねこうさぎ

はるママさん。

そうですよね。いつかまた逢えるって思えば
こっちでがんばっていけるのでしょうね。

飯田史彦さんの生きがいの創造、私も読みました。
でも、まだ信じ切れていないんですね・・・。

スピリチュアルを極めていくと、物理学にたどり着きます。
量子論では、すべての物質は消滅することがないんです。

96%の見えない世界、それが物理学でははっきりしています。
だから、たったの4%の現実世界で苦しんでいるんですよね。

見えない世界に、魂は確実に存在している・・・と信じています。

晴香さんも、息子も、やさしい波動で、私たちを観ていると信じています。

はやく逢いたいなぁ・・と思っています。

ただ、やっぱり、今の私では恥ずかしいです。
ブログでは元気だしてるみたいに書いていますが、
(自分を叱咤激励しているのかも)
実際は、今日も仏壇の前で、激しく泣いてしまいました。

まだ、ぜんぜん受け入れてないんだなぁ・・と、
哀しみを受け止めきれなくて、
苦しくて苦しくて、寝込んでしまいました・・。


お返事ありがとうございました。
by ねこうさぎ (2011-10-11 00:06) 

はるママ

ねこうさぎさん、私も1年目や2年目のころはやはり
気持ちの浮き沈みが激しかったです。
人前では元気に振舞っていても、家に帰るとどっと落ち込んだり、
車を運転しながらとか朝目覚めた瞬間にとか、とつぜん涙があふれたりとか・・
ひとりになって苦しくなるのがいやで、無理に予定をいっぱいつくって忙しくしたりもしていました。

それでも少しずつだけど、涙を流すことや悲しみの底にしずみこむことも少なくなっていきました。
ただ時間が経てばいいというわけではないのかもしれませんが、
ねこうさぎさんが、息子さんに心配かけたくない、元気な姿をみせたいと思っていらっしゃるかぎり、いつか笑顔で過ごせる日々がきっと訪れることと思います。
今はまだ1年目なのですから、苦しくてもあたりまえなのですから、あまりご自分を責めないでくださいね。

by はるママ (2011-10-12 00:01) 

ゆいママ

はじめまして。初めてコメントさせて頂きます。今年1月、19歳の娘を骨肉腫で亡くした母親です。1年2ヶ月の闘病生活でした。最期まで大学への復学を目指して頑張っていましたが、その思いは叶う事はありませんでした。娘が亡くなってから、しばらくして、はるママさんのブログを見つけました。それ以来ずっと読ませていただいています。悲しみのどん底にいた私は、はるママさんのブログを読むと気持ちが癒されるようになりました。家族や友達にも本当の気持ちはなかなか言えず、やり場のない悲しみに襲われる時、はるママさんのブログを読むと気持ちが楽になるのです。いつからか勝手に同志のような感情を持つようになっていました。うちにも下に娘がもうひとりいます。今、大学受験真っ只中です。妹さんの受験シーズンの記事を読むと家族構成も似ているし、はるママさんの後を追いかけているようで親近感を覚えています。今は、その子のためにも落ち込んでばかりいられないので頑張って毎日を送っています。今回は自己紹介のようなコメントになってしまいましたが、また落ち込んだときはコメントさせてください。
by ゆいママ (2011-10-16 17:55) 

はるママ

ゆいママさん、はじめまして。
ブログへのご訪問&コメント、ありがとうございます。
娘さん、大学生だったのですね。
最期まで復学を目指して頑張っていらしたとのこと、晴香の姿と重なります。
そして、やり場のない悲しみに襲われる日々を送っていらっしゃるであろう今のゆいママさんの姿もまた、かつての自分と重なります。
同じような経験をしたものどうしだからこそわかる思いがありますね。

家族や友人など身近すぎる人には、涙をみせたり悲しい思いや辛い気持ちを打ち明けられない、私もそうでしたよ。
心配させてはいけない、そんな思いが心の中にあるからなのだと思います。
そしてやはりネット上で、同じような思いの方とやりとりをしたり、共感したり・・・随分と救われたものです。
このブログを読んで気持ちが楽になるとのこと、そんな風に感じてくださって嬉しいです。
途切れながらも、続けてきてよかったです。
妹さん、受験とのこと、大変でしょうがそれでも経験できるということはすばらしいことです。受験生の母の立場、じっくりと味わってくださいね。

いつでもまたコメントくださいね。お待ちしています。
by はるママ (2011-10-17 00:13) 

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