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最近読んだ本から...その1 [本(その他)]

 思わぬ骨折のためちょっとだけ読書の時間が増えました。
最近読んだ本と少し前に読んだ本について まとめてみました。

『ずっと、いっしょだよ』

山本成男 編
サンマーク出版

「大切なひとへ」のホームページに集う34人の子供たち。
さまざまな理由から親よりも先に旅立ってしまいましたが
今もなお彼らの笑顔は私たちに優しく語りかけてくれ
大切なことをおしえてくれます。
『たとえ、もう抱きしめることはできなくても
目を閉じ耳をすませばいつもそばにいる。
大切な人はずっと いっしょ。』
読んでいるうちにいつの間にか心が優しさでいっぱいに…。

『医師としてできること
できなかったこと
~川の見える病院から』


細谷亮太 著
講談社

細谷さんは小児ガンの治療をライフワークとする医師であり
この本の中で病気の子どもたちや家族との交流
医療の現場を描いています。
「ひとりの子どもをひとりの人間として
どこまで大切にできるかが
ほんとうは一番大切なことだと思っています。」
とこの本のあとがきに書かれています。
子どもたちとの心の交流を描いたそれぞれの物語には
心あたたまるものがあります。

『天命』

五木寛之 著
東京書籍

「善き者は逝く」という言葉があるように
心優しく善き人が先に逝くという不条理で
理不尽なことが多々あるのが現実。
それを受け入れられず悩み苦しむ人も
「生きていれば自分ではどうにもできないこともある。
それに気づいて認めた時、少しは生き易くなるかもしれない」
「人は天命にしたがい天命に生きる」と著者は語る。
『大河の一滴』

五木寛之 著
幻冬舎

「いまこそ、人生は苦しみと絶望の連続だと
あきらめることからはじめよう」
「傷みや苦痛を敵視して闘うのはよそう。
ブッダも親鸞も究極のマイナス思考から出発したのだ」
マイナスの極限まで向き合った著者は
どんな人生であろうとどんな状況であろうと
「人はみな大河の一滴」であり
そこからはじめるしかないのだと語る。

『虹とひまわりの娘』

本郷由美子 著
講談社

2001年白昼大阪教育大付属池田小で起きた児童殺傷事件。
8人の子どもの命を奪い15人に重軽傷を負わせた悲惨な事件。
犠牲者の1人となった本郷優希ちゃんのお母さんによる手記。
あまりにも深い悲しみのため事件直後は涙もでなかった...
フラッシュバックに苦しみ恐怖のあまり包丁がもてないということも..
そんな悲しみの中にあっても周囲の人たちのささえや
あたたかい心に触れ懸命に生きようとする
お母さんの姿に胸を打たれます。

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